
前回「同人誌の在庫は財である」
初回「おかえり僕のサブカルたち」
徳間書店で月刊アニメージュの編集長を務め、
スタジオジブリの名物プロデューサーである鈴木敏夫はこう言いました。
「何かを始める時は二人以上」

ほとんどの製品においては個人が凄まじい労力を使って制作したとしても、
たった一人で世に出すことはなかなか難しいでしょう。
ツールや流通は日々進化し、少人数での制作もある程度は可能になってきましたが、
それにしても誰とも関わらずに大きな仕事をすることは不可能だとオレは思います。
素晴らしい製品には制作、流通、維持などのエキスパートが必要なのです。
それ故に人は組織を作ります。
会社とはその一つの例であり、お金や公共の福祉のために集合し、働きます。
その目的は明確で、また、わかりやすく多くの人に伝えるために体系化されます。
同人サークルは目的があまり明確でない組織の典型だといえます。
もちろん「同人誌の制作」という点だけみればわかりやすい目的です。
しかし実際は本を「作らない」「売らない」作ったとしても「完成度が低い」、、
そんなサークルも存在します。
なぜそんな事が起きるかというと企業とは別の目的だからです。
同人誌は「仲の良い人と本を作る」という目的で組織化するケースが多いからです。
同人サークル>目的:本を作る仮定を楽しむ 集団:仲の良い人同士
企業>目的:お金や制作・公共の福祉 集団:目的を遂行するためのプロ
前置きが長くなりましたが今日はそういった組織の性質を元に、
作品の陳腐化やサークル内のトラブルについて考えていきたいと思います。