Mar 26, 2013

hardcore

Angel Halo
イラストは最近の落書きを適当にミックスしたもの。
このブログのデザインもそうだけど白基調に黒や彩度の高い色を差す感じ。
ハードコアと人は呼ぶ!呼ばないかな?
ともかくオレこの手の作風をそんな風に呼んでいる。

ハードコアは今から考えるとオールドスクール(古典的)なネットでの表現スタイルになったと思う。
具体的に言うとラクガジェット(旧サイト)、最近だとsKILLupper.NETなどがそう。
国内よりもむしろ海外の方が多い印象。
この手のハードな作風というかタッチも昨今はめっきり減ってきた。

ネットに於いてのオールドスクールとは具体的にはいつかというと1998〜2005年頃。
人によってはそれが1995年だったりもするかもしれない。
ネットの普及と共にストリート感が出てくるのがその時代だという認識から。
お絵描き掲示板が全盛でありSNSの存在以前。
動画は容量の軽いflashがメインで2chのAAはモナーやギコ猫が主流。
今もどちらかといえばそうですが当時のイラストホビー誌は女の子向けで、それでは物足りない若者はネットの尖ったイラスト表現に熱くなっていた。
現在の10代がVOCALOIDやそれに準じた二次創作に熱狂しているようにオレが高校生の頃はハードコア的なイラストスタイルが熱かったのだ。
寺田克也のテンションがあってそれを引き継いでスキルアッパーやラクバあった。
…と、古い話をすると「オッサン感」が出て引かれるの怖いのでこの辺で自重する。

今、思うのはそれらのブームとはごく一部の才覚によって作られていたものだったということです。彼らが3、4人ほどでもネットから去ると途端に沈静化する。
そしてハードコア的なイラストはなかなかネット以外で発揮されることは少ない。
あくまでも個人技だからよその環境に適応するには相応のプロデュースが必要。
企業が絡めばブームの延命はある程度できるだろう。
でもネットのハードコアにはそれがない。必要が無いから。

もちろん先人に影響されて今素晴らしいものを作っている方は多い。
でもそれはハードコアではない別物に昇華されたと思う。
スタイルを伝統化して後継者に託したいという気持ちはいつの時代も郷愁とセットで付きとうがイラストの世界ではなかなかそれができない。

「ハードコア」「アングラ」「サブカル」というムーブはいつの時代もあるしそれはその時代の常に先端を走ってるように思える。
現に自分は青春のストレートをそれに捧げたし何物にも代えがたい「新しさ」と「格好良さ」を感じてきた。
しかしその分でそれらは老いるのが早いようにも思える。
カルチャーを延命させるにはどこかのタイミングでメジャー化しないといけない。
表層的なことではなく、翻訳作業というか、どう現状の世に出しても問題ないようなものに体系化していくかといったような。

そういえば先日東京テレポートの辺りに行ってきたのだがポンキッキーズのキャラがフィーチャーされていた。
丁度自分くらいの世代が企画できる立場になったので自らが育った時代のキャラを使いたいのかな〜とかすごい勝手に想像したり。

Mar 25, 2013

SNS killed net star ?

 ram website 2009.ver

  nAVLE=0 2009.ver(未公開)

 ram website 2012.ver

project百化 website 2012.ver design エス code 八田モンキー
ブログを改めてみた。
未だに2〜3年ごとにサイトやブログのデザインを一新している。
最近の絵描きはあまりやらないかもしれない。
前回のブログがあまりにも日記的な部分に寄りすぎていたので今回は少し読み物的な意識でもって文章を書いてみる。
今日は絵描きとサイトについて。

なぜ絵描きはサイトやブログを作らなくなったか?

今まで配信や本で言ってきたことと重複する内容が多いですがまとめ。
近3年くらいの絵描きのスピリットは絵としての完成度が優先で「入れ物」にこだわる習慣があまりないと思う。
特に今の20歳前後の若い方でサイトを作りたいと思っている方は少ないのではないか。
理由としてpixivなどのSNSという優秀な「入れ物」があるために自ら「入れ物」を用意する必要が無いからだ。
若い時からSNSによって単純な描画技術が評価される土壌があるわけで「現環境の評価ルールを理解し、実践できる人が強い」というヒエラルキーが簡単に具現化される。
そうなってくるとサイトやデザインなどを凝るよりも描画技術を特化させる方が簡単に注目されると思ってしまう。
結果的に個人でサイトを公開する方は激減するのだ。
そもそも自分のサイトに「人を集める工夫」 を考えるのが手間である。

ソーシャルゲームイラストレーターはSNSで充分か?

最近イラストレーターへの発注が爆発的に増加した原因としてソーシャルゲームのブームがある。主に携帯電話向けのゲームアプリでカード対戦などをしてキャラクターのコンプリートを目指す。
ゲームの種類は無数にあり、今でも新規事業として新たにタイトルを立ち上げる会社は増えている。ネットの広告はもちろんTVCMも流れない日はない。
ソーシャルゲーム大元のシステムはそこまで複雑なものではないので一番必要となるのは素材のイラストを描いてくれるイラストレーターとなる。
そんな会社からするとイラストレーターはオーダー通りに絵を描いてくれれば充分なわけで、描画技術とコミュニケーション能力さえあれば問題ない。
故に例えばpixivにイラストをアップしているだけでも充分仕事は取れると思う。
もちろん上記はどのお仕事にも当てはまるが発注から納品の速度という点でソーシャルゲームは特に優先していると思われる。
例えばソーシャルゲームは友達からの紹介でzipでポートフォリオをメールしたら翌日発注書が届くことはあるある話。

これが本の表紙の場合ではそうもいかない。
まず出版社の編集と打ち合わせ。
その後、作家やデザイナーとのディスカッションを何度も何度も繰り返していく。
デジタルと違って校正の作業も入るので手間がかかるのだ。

話が少しずれてしまったがソーシャルゲームで仕事を得ることに関していえばpixivで充分のように思う。
そこまでその人の独自性やプロデュース方などが優先されるものではないので。

今絵描きがサイトを作る意味とは?

単に絵だけに興味がある、絵だけ発表できればいい、という感じならばサイトを作る意味はあんまりないのでは、と思う。
SNSで充分だしハンパにやるより絵の練習した方が有効。
文章書くなら住処はあった方が良い。
もちろんデザインが好きでそれをアピールしたいなら必要だと思う。
漫画もサイトが必要だと思う。
これは私見だけど現環境で漫画アーカイブが優秀なSNSはまだない。
漫画は作家の世界観が優先される文化だと思うので拙くとも本人が「入れ物」を用意した方が読者は嬉しいと思うからだ。
電子アプリで企業が既存の人気web漫画を完成度の高いビューワーに落としこんでいる様子を拝見するが元のhtml画像ベタ貼りの方が良いと思ってしまう。
あと、もはや減りつつある種族なのかもしれませんが創作同人でサークルやるならサイトは必須。
いずれにせよビジュアル以外でブランディングしたいならサイトはあった方が良いという意見が持論。
逆に、究極的な話をすればそれらのメディアに特化したSNSが各分野であれば個人が頑張ってサイトを作る必要はないと思う。今でもすでにそういう所はあるが既に趣味の領域に入りつつある。
会社も飲食や不動産なんかはSNS登録のみの所多いし。

自分に関して言えばやりたいことややっていることが広範囲になっているので成果物を紹介をするにはサイトが一番やりやすい。
同人やりたい!漫画やりたい!話もしたい!動画もやりたい!
それを統括できるのは自分でフォーマットを作るしかないからだ。
あくまでもSNSは大勢の人間が使いやすいように出来ているのでマニアックなものは公開しにくい。
もちろんサイト作りやデザインが好きというのが前提であるけど。